学校からの貸与タブレットやPCを壊してしまったら?対応できる保険はある?

スポンサーリンク
スポンサーリンク

少し前までは、高校生が1人1台のパソコンをもつようになり、今や小学校でも1人1台の端末(タブレット・PC)を持つような時代になってきました。デジタル社会の中では1人1台の端末を持つことは当たり前なのかもしれませんが、コロナウィルス感染症によりさらにその普及が加速したともいえます。

そして、その端末機は学校からの貸出しという形が普及しています。私の子どもも4月から私立の高校に入学し、ipadの貸与がありました。3年間だけの貸与です。大事に扱っていても万が一破損させてしまったら?故障させてしまったら?保護者が弁償するものなのでしょうか?学校が補償してくれる?

新学期、進学でタブレット、パソコン等の貸出しが学校からある方も多いのではないでしょうか?破損や故障時にはどうしたらいいのか?対応できる保険はあるのかを確認していきたいと思います。

スポンサーリンク

GIGAスクール構想

そもそも子どもにパソコンやタブレットを持つようになったのか。

それは、文部科学省が打ち出した「GiGAスクール構想」。

GIGAスクール構想とは、義務教育を受ける児童生徒のために、1人1台の学習者用PCと高速ネットワーク環境などを整備する5年間の計画です。
その目的は子どもたち一人一人の個性に合わせた教育の実現にあります。さらに、教職員の業務を支援する「統合系校務支援システム」の導入で、教員の働き方改革につなげる狙いもあります。

GIGAスクール構想

 1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援
を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化さ
れ、資質・能力が一層確実に育成できる教育 ICT環境を実現する
 これまでの我が国の教育実践と最先端の ICTのベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す

文部科学省出典

GIGAスクール構想について:文部科学省

 

壊してしまったら弁償?

まずは学校からもらった規約の確認。タブレットやパソコンを貸し出される時に学校から貸与についての決まり事が書かれたプリント等が配布されていると思います。それは必ず確認をしておいた方がいいでしょう。
学校や自治体でも対応は異なるようです。

対応できる保険は?

・PTA保険

各都道府県のPTA連合会が募集します。PTA会員がPTA活動中にケガをした場合などに見舞金を支給する互助会制度ですが、 総合保障制度は、お子様が日常生活においてケガや事故を起こした場合に保障する保険制度です。学校ごとで申込がされます。

・個人賠償責任保険

個人賠償責任保険・・・他人の物を壊した。他人にケガをさせた等、法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償する保険。
受託物・借用物その物については、自分に管理責任があることから対象外。

※個人賠償責任保険は保険会社によって補償内容が異なります。保険によっては学校のタブレット、PCの損壊等に対応できるもの有。加入していれば、補償対象か確認してください。

・受託物損害賠償保険

他人から預かった財物(受託物)を日常生活において管理している間に、損壊、紛失させた場合等に、所有者に対して法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償する保険。

 

また特約ではなく、個人賠償責任保険の補償と学校からのタブレットやPCの破損塔にも対応できる保険があります。MYSURANCE(損保ジャパンの子会社)には親子のあんしん賠償プランは、個人賠償責任保険・交通事故によるケガ・家財の補償がプランになって480円/月となっています。この保険はネット申込みが可能です。

親子のあんしん賠償ライト|Mysurance 損保ジャパン子会社
学校配布タブレットの盗難や自転車事故などによる第三者への賠償の補償および交通事故等によるケガの補償の保険です。また、家財の損害を補償する保険もセットされています。

 

PTA保険も都道府県や学校によって補償内容が異なりますが、学校での事故に特化されているので、お子様にあった保険プランがあるはずです。タブレットやPCの破損だけではなく、自転車、ケガなどにも備えることができます。

一般的には、学校が個人に貸与している端末を壊してしまった等の損害賠償は受託物損害賠償保険で補償対象になります。
ただ、使用状況によっては、学校の管理下での事故で被保険者が管理している物でないと考えられる場合もあるので、受託物と個人賠償保険どちらも加入した方が安心だと思います。

すべきこと

①まずは学校からの利用規約、取り扱い書等の確認

→どういう場合に弁償しないといけなか等の確認

②保険に加入する場合

□個人賠償責任保険に加入しているか確認
→加入していたら、学校からの貸出しの端末機は補償対象か確認する

□個人賠償責任保険と受託物賠償保険に加入。もしくはPTA保険に加入する。

保険内容がよくわからない場合は自動車保険や、火災保険、傷害保険等の損害保険に加入していれば、保険会社や代理店にお問い合わせをしてみて下さい。

まとめ

故意の場合は基本、弁償になることが多いのではないかと思います。
故意に破損させた場合ではなくても、状況によては故意とみなされてしまうこともあるかもしれません。判断は学校側がするでしょうし、保険に加入していても、保険会社に事故報告をして給付対象か否かは保険会社判断になります。

しかし、万が一破損や紛失した場合のことを考えると、何かしらの保険に加入した方がいいかなと思います。故意に破損させる人はほとんどいないと思いますし。

私は、個人賠償責任保険特約は自動車保険につけていましたが、学校からの貸与タブレットは、対象ではなかったので受託物賠償特約も追加でつけました。(私が加入している保険会社は自動車保険には付加できなかったので火災保険に付加しました)月60円ほどの保険料が追加でした。

保険に加入はしましたが、子どもにはタブレットの扱いには十分注意をするように伝えています。

 

 

お問い合わせ

    タイトルとURLをコピーしました